「悪い人じゃなかったんですけど、決め手がなくて」。婚活の現場で、お断りの理由としてよく聞く言葉です。嫌われたわけではないのに、なぜか次に繋がらない。もしこの感覚に心当たりがあるなら、原因は「当たり障りのなさ」、つまり「いい人止まり」にあるのかもしれません。この記事では仲人の視点から、なぜ「いい人」だけでは選ばれないのか、そして「また会いたい」と思ってもらうためにできることをお伝えします。

当たり障りのない自分は、悪いことじゃない

最初に誤解してほしくないことがあります。プロフィールを丁寧に整えること、相手に合わせて無難な会話をすること。これ自体は間違いではありません。むしろ距離感を誤るほうがよほど印象を悪くするので、コミュニケーションの土台としては必要なことです。問題は、そこで立ち止まってしまうこと。嫌われないように、失敗しないようにと気を配るほど、あなたは「無難な人」になっていきます。

「嫌われない」と「選ばれる」はまったく別の話

婚活には、「嫌われない」という減点方式と、「選ばれる」という加点方式、2つの評価軸があります。無難な会話は減点を防ぐことはできても、加点にはなりません。そして、どれだけその場が盛り上がっても、それだけで終わってしまえば相手の記憶には残らないのです。婚活はその場の会話がゴールではなく、別れたあとに相手の中に「あなた」が残るかどうかで決まります。

減点をなくすための無難な会話のつくり方は、別のコラム「また会いたいと思われる人の会話3ステップ」で詳しく紹介しています。あわせて参考にしてみてください。

選ばれる鍵は、「ちょっとだけ差別化された自分」

少し変わった趣味の人に、つい「それ何ですか?」と聞きたくなった経験はありませんか。その「引っかかり」が自然と会話を膨らませ、次の話題を引き出してくれます。とはいえ、変わりすぎている必要はありません。「旅行が好き」という無難な趣味でも、「海外を○ヵ国まわった」「京都が好きすぎて月1で通っている」のように具体性を添えるだけで、「京都が好きな人だ」と印象に残ります。逆に奇抜さを狙って「ギャンブルが趣味です」のように書いてしまうと、かえって減点になりかねません。ポイントは、自分が熱意を持って取り組んでいることを、正直に書くことです。

婚活の「選ばれ方」は、就活の採用フローとよく似ている

就職活動の採用試験をイメージしてみてください。エントリーシートをすべて読み込む時間はないので、まず学歴などのフィルターにかけられます。婚活でいう「写真判定」にあたる部分です。そこを通過した人の自己PRを見て、「会ってみたい」と思えば面接に進みます。婚活も同じで、プロフィールを見て「会ってみたい」と思われたらお見合いに進む、という流れです(対等な関係なので、選考というより相互選択に近いですが)。

企業が採用したいと思うのは「面白い」と感じさせてくれる人であり、実際に採用されるのは「入社後に活躍している姿」を想像させてくれる人です。婚活も同じで、まず目に留めてもらい、会って「また会いたい」「結婚したらこんな家庭が想像できる」と思ってもらえる人が選ばれていきます。

大切なのは、いま持っている自分の魅力を、少しの工夫で伝え方を変えること。目指すべきは「100点のいい人」ではなく、「また会いたくなる人」です。星しるべでは、結婚後も自分らしくいられるように、等身大の婚活サポートを行っています。気になることがあれば、気軽にご相談ください。